船橋二和病院は、地域のニーズに応える形で診療科を充実させ、現在299床の総合機能病院に発展しました。新生児から高齢者まで、目の前の患者さまに対し、専門性と総合性を兼ね備えた医療活動を目指しています。地域の皆さんに対して責任を持って継続して診ていく事は私たちの使命であり、臨床医としてのやりがいです。スーパーローテートによる豊富な臨床経験を通じて、オールラウンダーとして成長していただけるでしょう。当院は3分の1が女性医師という特徴もあり、子育てをしながら無理なく勤務できる環境も整備しています。医師として幅広く経験を積み、地域医療に力を発揮したい方を心からお待ちしております。船橋二和病院 院長
宮原 重佳
当院では高い医療技術を提供できるだけではなく、患者の立場に立って命と人権を守ることができる医師を育てるために、以下のような目標を持って医師養成にあたっています。「初期研修」の2年間ではすべての医師にとって必要な基本的な力量を身につけることを重視し、その後の3年間を「後期研修」として、内科、総合診療専門研修・トランジショナルイヤー研修を設定しています。また、船橋二和病院には無い診療科プログラムのため他院で研修、研修後に帰院予定の研修医にもこの理念は適応されます。
以下は、初期研修と後期研修を通じて習得すべき5つの基本的な柱です。
(1)EBM(根拠に基づいた医療)の実践。
(2)経験豊富な先輩医師の医療に学ぶ。
(3)臨床研究活動の基礎を作る。
(4)基本的診療能力の維持・向上に努める姿勢を持つ。
千葉民医連の初期研修・船橋二和病院医師臨床研修プログラムは、船橋二和病院(基幹型臨床研修病院)、千葉健生病院(協力型臨床研修病院)、各診療所(南浜診療所・北部診療所)と、千葉病院(協力型臨床研修病院)をローテートすることで行われます。
初期研修の2年間で、内科、外科、小児科、産婦人科、救急、精神科、麻酔科、診療所研修をそれぞれ決められた期間行うことを基本とします。選択期間もあり、内科、外科、小児科、産婦人科、精神科、整形外科、救急、リハビリテーション科から、最大4ヶ月選択できます。
救急に対応できる基本的手技を随時研修に入れ、外来診療、在宅・往診診療、当直の研修を順次行います。
研修ローテートの一例です。
新人医師教育の一環として、病棟診療・外来当直・救急外来で必要となる知識の講義を行っています。研修医は、ここで実践的アドバイスを受けながら、社会人としての基礎や心構えも学びます。
common diseasesを中心に入院・リハビリ・退院までの流れを掴み、主治医として自らが考え、患者さまに関わる基本的な診療能力を身につける時期です。他職種スタッフ参加のカンファレンス・連携を重視しており、患者さまを取り巻く様々な状況に対応します。
救急外来に来院した患者さまの診療見学から始まり、指導医の元で診断し、初期研修期間を通じて1~2次救急対応能力を養成します。ACLS講習の受講、救急救命トレーニング、副当直にて個々の到達状況を見ながら段階を踏んで指導医の元での外来当直の習得を目指します。船橋市二次救急・小児二次救急当番病院をになっており、幅広い年齢層・疾患の対応を経験します。
術前・術中・術後の管理を学びます。また、気管挿管・麻酔などの手技を学び、自ら執刀医となって手術を経験します。
一般的小児疾患に対応する能力と共に、患児のご家族に対する関わり方を学びます。乳児健診では正常な発達の過程を知り、また産婦人科と連携して新生児のケア・診療を行います。
経膣分娩・帝王切開・腹腔鏡下手術・人工妊娠中絶・不妊治療など、産婦人科におけるプライマリ症例を経験します。
見学を中心とし、精神疾患に慣れる事と、精神科医の対応を知る事を目的とします。
初期研修の総まとめです。外来診療を通じて、年齢性別を問わず幅広い患者さまへの対応力を身につけます。また、訪問診療(往診)、慢性疾患管理を経験します。
研修医の希望により、内科、外科、小児科、整形外科、リハビリテーション科の中から、最大4ヶ月間選択できます。
船橋二和病院の臨床研修は、船橋二和病院を中心に協力医療機関をローテートすることで行われます。異なる医療施設で様々な患者さまの診療に当たることで、医師としての総合力を養うことができます。
当院の研修では、研修医ごとに研修内容や達成度を振り返る機会として、研修の評価をする会議を多く設けています。指導医抜きで研修医同志が率直な意見を出し合う「研修評価会議」や、指導医同志が自分の指導を振り返る「指導評価会議」など、皆でより良い研修を形作るための話し合いを大切にしています。また、全ての研修施設で他職種、時に看護師が研修医を成長させようと意欲的で、評価にも加わっています。
船橋二和病院 院長
初期研修プログラム責任者
宮原 重佳
「主訴から診断を得て、治療をする」、日々の医療はこの繰り返しです。当院の研修は、病棟研修・夜間当直・救急外来研修・診療所研修など直接患者さまに応対する機会が豊富です。その意味では、今までの知識が机上のものではなく、実際に目の前の人間に適用されます。ただ診断するのではなく、「責任のある対応」「自らの頭で考えた行動」が求められます。地域住民のニーズはカリスマ性ではなく、いつ受診しても同水準の医療を受けられる安心感だということは忘れないでいただきたいですね。 初めて病院で医師として勤務する経験には、不安が付きまとい、心身の疲労を伴うこともあります。当院では、経験のある指導医、「最も聞きやすい相談相手」となる先輩医師があなたの研修を技術・心身の両面から手厚くサポートします。
船橋二和病院消化器内科
平野 拓己
「プライマリ・ケア」とは、簡単に言うと「身近にあって、何でも相談に乗ってくれる総合的な医療」のことです。病気になって不安を感じている時、多くの人たちにとってプライマリ・ケア医の存在は大きなものとなります。当院の研修では、内科・外科・救急・小児科・産婦人科・精神科の全てをスーパーローテートし、規模の違う施設での研修を経て様々な患者さまを診察することができ、プライマリ・ケア能力の習得が望めます。
千葉健生病院内科
山井 太介
当院の臨床研修プログラムはあらかじめ組まれていますが、「自分が将来進みたい分野の研修を延長したい」「プログラムにはないが興味があり、研修を受けたい」などの要望を可能な限り実現させる柔軟性のあるプログラムです。研修医個々の状況に対応し、指導医・研修委員会と話し合って、研修プログラムづくりができることも、当院の魅力の一つですね。年齢・性別に依らず、患者さまを1人の「人間」としてとらえ向き合うこと。そして、生理的・心理的・社会的側面から患者さまを総合的に診療できる「主治医能力」の基礎を身につけることができます。
船橋二和病院 産婦人科
鎌田 美保
募集人員 | 4名 |
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応募資格 | 第119回医師国家試験を受験する者、又は医師国家試験合格者 |
ご応募について |
船橋二和病院 医師担当事務 佐藤までご連絡ください。 |
選考について |
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選考結果について | 選考後、本人へご連絡します。 |
待遇 | ・研修開始(期間):2025年4月1日より2年間 ・身分:常勤医師として採用、健康保険、労災、雇用保険、年金、共済制度完備 ・基本給および研修手当:1年次 328,220円、2年次 350,320円(2023年度実績) ・手当等:家族手当、通勤手当、研修医手当、当直手当など ・賞与:年2回支給 ・その他:学会加入は2学会まで病院負担。学会参加は年2学会まで病院負担。但し、発表する場合はこれを限度としない ・休暇:4週6休制度、有給休暇、夏期休暇、年末年始休暇、その他 ・住宅:研修医住宅あり(単身者のみ) ・医賠責保険は病院として加入(個人負担なし、個人での加入を制限するものではありません) |
船橋二和病院 医師担当事務 佐藤まで
E-mail:r-satou@min-iren-c.or.jp
TEL:047-447-9745
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